ストレングスコーチのMY LIFE エッセンス 第4回 『親密性』と『社交性』
今回は『親密性』と『社交性』についてお伝えします。
客室乗務員はきっと『社交性』を持っている人が多いんでしょう?とよく言われます。
誰とでもすぐ仲良くなって、パーティが大好きで、お友達も多くて、広く浅くお付き合いするようなイメージ???

一方、『親密性』はと言うと。
ちょっとはにかみ屋さんで、少人数でじっくりお付き合いするイメージ?
一般的に相反するように思いますよね。
機内での仕事やチームワークにもそれぞれの特徴が出ていました。
私が乗務していた ウン十年前、客室乗務員は10名から15名のチームを作り、チーフパーサーを筆頭にパーサー、アシスタントパーサー、スチュワーデスで編成されていました。

ほぼ毎回同じメンバーでフライトをしていましたが、時に他のチームの人が入って長い時は1週間から2週間も一緒に仕事をします。
飛行機を降りても、一緒に食事をしたり、出かけたり、ヘタをすると家族よりも一緒にいる時間が長かったときもありました。
最初は、馴染まなくて1人で部屋にこもっていた人も何回か一緒に仕事をしたり、お食事に行くうちに少しずつ慣れて打ち解けてきます。
東京へ帰る頃はすっかりグループの一員、というか無二の親友になった人もいます。
今思うと『親密性』を持っていた人は毎回メンバーが替わるフライトはちょっときつかったかも。
『親密性』の人は、相手と信頼関係を築くのに時間はかかるけど、一旦この人ならば信頼できると思うとグッと親しくなリ、長続きする一面も持っています。
機内の仕事でも、9時間以上の長いフライトで少しずつ時間をかけてお客さまのことを理解し最後は「やっぱりあなたにサービスしてもらって良かった」と言って頂けるのは『親密性』を持っている人の強みでしょう。
馴染みのお店に通い続けるのも『親密性』の特徴でしょうか。
一方、『社交性』を持っている人は、初めての仲間ともすぐ仲良くなり「初めて会った気がしないね~」とすぐに距離感を縮めることができます。
初めての場所で緊張している人にとってはありがたい存在ですね。
『社交性』は影響力資質なので、周囲を巻き込んで自分の味方を増やします。
『社交性』の英語表記は【WOO】 Winning Others Over の略で、相手を自分の味方に引き入れる、自分を好きにさせる の意味です。
日本語の<社交性>のイメージよりも結構強い力ですよね。
お店に行ってもすぐに店員さんと仲良くなって名前を聞いたり、エレベーターで一緒になった人に「今日は、いいお天気でよかったですね」などと気軽に話しかけるので、後から「あの人知り合い?」「いえ、知らない人」等もしばしば。
機内での一コマでこんな事がありました。
機内販売サービスの時にお客さまに商品をお薦めすると
(お客さま)「これ、ちょっと派手かな~」
(私)「私もこれを買ったんですが最初はそう思いました。で実際に使ってみると黒のセーターにバッチリ合って華やかになります。黒のセーターならばどなたもお持ちだと思いますよ。」
(お客さま)「よし、それ買おう。君は営業が上手いね。CAを辞めたら営業の仕事したら?」と言われました。

私は『社交性』が5位、『親密性』が9位なので、両方理解できます。
初めての場所でもあまり気にならないし、どんな人と出会えるのかなとウキウキすることもありますが、反応が欲しいので一生懸命話しかけて反って墓穴を掘ったこともしばしば。
放って置けばいいのにそれができないんですよね。
特に意識しているわけではないのですが『いい人』と思ってもらいたい気持ちが人一倍強いのかも知れません。
私の『親密性』は、馴染みのお店を見つけるとずーっと通い続けることかな?
広く浅くチャレンジするけど、ここぞと思ったところは深くつき合いたいと思う。
近所の美容院には20年以上通っているし、同じシリーズの手帳を7年も使い続けてる・・・。
*今日のワンポイントエッセンス
上手な使い方=Balcony(日の当たる場所) | もったいない使い方=Basement(地下室) | |
親密性 | 信頼のおける人と | 身内びいき。マフィア気質 |
社交性 | 初めての場所でも | 軽い付き合いと思われがち。嫌われること恐れる |
今回はここまで。
次回はどんな資質のご紹介をしようかな~
どうぞお楽しみに~♪
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